高精度プロセス校正器 7526A

プロセス校正に最適

直感的なインターフェース操作

ユーザー・インターフェースはカーソルやファンクション・キー、テンキーなどから構成されており、メニュー間の直感的な移動や、入力／出力パラメーターごとに9つまでのセットポイントの保存および呼び出しが可能です。表示される値の単位もボタン1つで簡単に変更することができます。また、2つある液晶ディスプレイで、出力値と測定値を同時に確認することができます。

自動化による効率アップ

MET/CAL Plus 校正管理ソフトウェアと組み合わせることで、効率化、処理能力のアップ、またATEシステムの利用などが可能になります。MET/CAL Plusは校正プロシージャーの作成、編集、試験や、各種計測器の校正データの収集、レポートを行うための効果的なソフトウェアです。MET/CAL Plusには、自動校正ソフトウェアとして業界トップのMET/CALと、計測資産管理専用のMET/TEAM Expressの2種類のソフトウェアが含まれています。または、MET/TEAMのスタンダード・エディションでしたら、企業の校正資産管理のための機能を全て備えており、現場校正や取引管理、ウェブ・ポータル用のオプション・モジュールも付属しています。7526Aには標準でRS-232およびGPIB（IEEE-488）インターフェースが装備されています。また、USB―シリアル変換ケーブルも標準で付属しています。

センサーの校正

温度トランスミッターの電気的な校正は、トランスミッターの校正の一部にすぎません。測温抵抗体であれ熱電対であれ、温度センサー自体の校正も必要です。温度トランスミッターの出力誤差の75 ％以上が温度センサーに起因するものであるため、センサーの校正は重要です。センサーだけを個別に校正することもできますし、フルーク・キャリブレーションのフィールド・メトロロジー・ウエル 914Xシリーズなどのドライブロック校正器でセンサーとトランスミッターを1つのシステムとしてまとめて校正することもできます。フィールド・メトロロジー・ウエルはプロセス校正を想定して特別に設計された校正器で、携帯性、安定度、確度に優れ、設定温度に短時間で到達します。7526Aと914Xがあれば、ほぼ全ての温度トランスミッターの校正が可能です。

圧力の測定と供給

7526Aおよび圧力モジュール Fluke 700シリーズと、比較テスト・ポンプ P5000シリーズを併せて使用して試験圧力を生成、制御することができます。独自のテスト・ポート構造により、NPTやBSP、メートルねじなど様々なサイズや種類のねじの接続が、工具を使わず簡単に行えます。P5510にはハンド・ポンプが内蔵されており、負圧または2 MPaまでの正圧を発生させることができます。P5513は、20 MPaまでの気体圧の正確な制御が可能です。但し外部からの圧力の供給が必要になります。P5514は70 MPaまでの油圧を発生させることができます。P5515にはプライミング・ポンプとスクリュー・ポンプが内蔵されており、140 MPaまでの圧力を発生させることができます。P5514とP5515いずれも、オイルまたは水どちらでも使用できます。エチレン・プロピレンのシールを用いた特注により、特殊な圧力媒体への耐性を持ちます。