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手動の温度センサー校正は、コストも時間もかかります。センサーの校正を3ポイントで行うのに約4時間かかり、温度データの文書化と証明書の作成にさらに1時間です。そこで新しい方法をご提案します。
MET/TEMP II ソフトウェアを使用すると、試験用センサーを熱源に置き、リードアウトに接続し、設定情報を入力し、試験を開始するだけです。その後、レポートを印刷し、署名し、センサーを校正の依頼元に返送します。返却までの期間の短さに依頼主は満足していただけることでしょう。
どちらの方法を選ばれますか。旧式の方法で 4 時間を費やし、温度センサー校正に関する全てを手動で取り扱うか、MET/TEMP II ソフトウェアで 15 分かです。
このソフトウェア・パッケージでは、熱電対(全種類)、RTD、SPRT、サーミスター、および液体温度計(LIG)も試験できます。抵抗また電圧出力付きのほとんど全てのセンサーを試験可能です(一度に最大 100 センサー)。これらのセンサーは同一タイプである必要もありません。センサーの試験に使用する温度ポイントを 1 ~ 40 まで選択することができます。温度校正に使用できる、これほど安定度の高い熱源と温度指示計器を製造しているのはFluke Calibration だけです。MET/TEMP II は Fluke Calibration のほぼ全ての熱源、温度指示計器に対応しています。個別の機器ごとに、特別なソフトウェア・ドライバの心配をする必要はありません。プラグ・アンド・プレイが可能です。
MET/TEMP II は、以下の機器と使用してください。
温度指示計器
- 1590 スーパー・サーモメーター II (オプションで最大 5 点の 2590 マルチプレクサー)
- 1594A/1595A スーパー・サーモメーター(オプションの2590 マルチプレクサー)
- 1575A スーパー・サーモメーター(オプションの2575マルチプレクサー )
- 1560 ブラック・スタック(モジュールの組み合わせ全て)
- 1529 Chub-E4 サーモメーター
- 1502、1503、1504 ツイナー・サーモメーター
- 1523、1524 ハンドヘルド・サーモメーター
- Hydra シリーズ・データ・ロガー
熱源
- Fluke Calibration の RS-232 付きバス全て
- Fluke Calibration の RS-232 付きドライウエル全て(9112 および 9114 温度炉を含む)
- Fluke Calibration のメトロロジー・ウエル全て
- Fluke Calibration の均熱ブロック・モデル 514、515、517、518
- その他全ての熱源(温度設定は手動)
MET/TEMP II は、1620A「DewK」温湿度計とインターフェースで接続して、試験プロセス中の室内の温度と湿度の状態を記録することもできます。
比較校正だけでなく、MET/TEMP II は半自動の定点校正も可能です。MET/TEMP II では、読み取りを行う前のセル内の安定待ち時間をプログラムすることができます。定点校正と比較校正を1回の校正で同時に行うこともできます。新規レポートのレイアウトには定点情報も当然含まれています。
MET/TEMP II は、校正した全ての機器およびセンサーのモデル番号、シリアル番号、校正内容、校正の有効期限を記録して追跡することができます。任意で、このデータを MET/TRACK のデータベースの情報と同期させることができます。MET/TEMP II は、お客様の名前と住所を保存してレポートに印刷することもできます。
MET/TEMP II を使用すると、精度とスループットをご自分で選択することができます。試験の設定を行う際は、設定ポイントごとに必要な安定度のレベルを指定して、要求される条件下でのみ測定が行われるようにしてください。使用した機器および設定した校正時間に基づいて、必要な精度レベルが正確に得られます。
MET/TEMP II は任意でMET/TRACK ソフトウェアとインターフェースで接続し、校正と保守の履歴、トレーサビリティ情報、および温度指示計器と熱源の配置場所を記録することができます。MET/TEMP II と MET/TRACK を組み合わせて使用することで、生産性の大きな向上が期待できます。
校正レポートは、設定データと試験結果から自動的に作成されます。各レポートは ANSI/NCSL Z540-1 の要件に完全に準拠しています。高速で、正確。そして全てが揃っています。MET/TEMP II により、レポートに企業のロゴを印刷することもできます。
MET/TEMP II には係数表アプリケーションが付属しており、データ分析用のユーティリティが含まれています。このアプリケーションは、試験済みセンサーの係数と残留電圧を計算します。温度対抵抗、温度対抵抗比、または温度対熱起電力データから表を作成することができます。温度表記は ℃、K で、増加単位は 0.01 から 100 で選択できます。
PRT の校正では、MET/TEMP II は ITS-90、IPTS-68、カレンダー・ヴァン・デューセン、および多項式関数の係数を計算できます。サーミスターの校正では、Steinhart-Hart などの多項式関数の係数を計算できます。熱電対はタイプ B、E、J、K、N、R、S、T、および AuPt の係数を計算することができます。このソフトウェアにより、係数を計算するために適切な温度が使用されていることを確認することもできます。
ITS-90 のサブレンジが必要ですか?問題ありません。表の温度レンジと増加率の変更は可能でしょうか?問題ありません。ANSI/NCSL Z540-1 に準拠したフォーマットのレポートを自社のロゴ入りで作成することは可能でしょうか?問題ありません。
データは、コンマ区切りまたはタブ区切りのテキストとして、スプレッドシートや他の統計分析ソフトウェアにエクスポートすることもできます。MET/TEMP II は他にも多くの機能を備えていますが、一番の強みは全てを自動化できることです。
ドライウエル、バス、温度指示計器、校正プロセス全体を制御することができます。また、試験機器および試験中のセンサーに関するデータを保存できます。
MET/TEMP II を使用するには、RS-232 (COM)ポートが1つ必要です。最大 6 台の機器を PC をインターフェースで接続することができるハードウェアが同梱されています。機器をこのハードウェアに接続するには、追加のヌルモデム・ケーブルが必要です(同梱されていません)。お使いのコンピュータに RS-232 (COM)ポートがありませんか?問題ありません。USB-RS232コンバーターを使ってコンピュータに仮想 COM ポートを追加することができます。
MET/TEMP II と MET/TRACK データベースとを連動させるには MET/TRACK v7.01 以降をインストールしてあること、および MET/TEMP II のライセンス(別途販売)を購入して MET/TRACK データベースに適用する必要があります。
型式 | 詳細 |
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9938 |
MET/TEMP II 温度校正ソフトウェア(CD-ROM、RS- 232 マルチプレクサー・ボックス、AC アダプター、シリアル・ケーブルを付属) |
LIC-9938 |
MET/TRACK ライセンス - MET/TEMP II を MET/TRACK データベースに接続できます。 |
Accessories common to all models:
アクセサリ | 詳細 |
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2383 |
USB - RS-232アダプター |
製品マニュアル |
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アプリケーション・ノート |
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データ・シート |
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インストラクション・シート |
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論文/アプリケーション・ノート |
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Software/OS Compatibility Chart-TCAL Software |
安全上のお知らせ |
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