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PG7000 Piston Gauge 用の自動分銅処理システム
既に世界で最も高度なピストン・ゲージとなっている PG7000™ が、AMH™ の自動分銅処理技術によって新たに一歩前進しました。ついに、完全な圧力レンジにわたり、適正な価格のベンチトップ・システムで、退屈でエラーを起こしやすく、疲れやすい手動による分銅処理を、高性能ピストン・ゲージの操作から取り除くことに成功しました。
AMH システムは、PG7000 プラットフォームのオプション付属品です。既存のプラットフォームに追加するか、または新規導入時に一緒に注文できます。真空参照を備えた絶対圧モードを含むガスおよびオイル作動式のピストン・ゲージという PG7000 製品ラインを全てカバーするために、2 種類のモデルが用意されています。PG7000 が持つ独自のシステム・アーキテクチャにより、用途に適した正確な自動化のレベルを標準の部品で設定できます。オペレーターによる圧力発生と調整の直接制御を残したまま分銅処理を自動化することも、標準の圧力コントローラーを使用して完全に自動化されたピストン・ゲージ操作を実現することもできます。いずれも場合も、PG7000 の統合的な手法により、単一のローカルおよびリモート・インターフェイスを使用したシンプルで統合されたシステムを実現できます。
こちらの製品については日本国内での窓口は株式会社大手技研となっております。
AMH 技術
AMH 分銅を設置するために、一対の分銅負荷トレイがピストン・キャップに配置されており、トレイの上には分銅ベルが設置されています。分銅セットの主要な分銅ディスクは、分銅ベルから吊り下げられています。管状の一対の分銅は、降順で分銅ベル・ハンガーとトレイに置かれます。
設置された分銅セットの上に分銅処理システムが配置され、PG7000 プラットフォームの COM3 ポートから RS232 通信を使用することにより、このプラットフォームから制御されます。
特定の分銅値を載荷するために、分銅処理システムは全分銅負荷をピストン・ストロークの上端から分銅選択位置まで持ち上げます。分銅は、一対の分銅スピンドルに接続されたリフター軸に作用する空気圧作動式のリフターによって持ち上げられます。載荷しない管状の一対の分銅はそれぞれ、3 つの選択ピンをかけることで固定できます。3 つの主要な分銅円柱は、載荷しない主要な分銅が円柱の固定棚に固定され、載荷する分銅が解除フラットに面するように同時に回転されます。分銅の選択が完了すると、リフターが下に移動して、リフター軸、一対のスピンドル、ベル、および解除された全ての分銅をピストン上に配置します。
AMH 分銅処理システムは長年の間、信頼できるメンテナンス・フリーの分銅処理を提供するために設計、テストされています。
分銅負荷の制御
分銅処理システムの制御は、PG7000 の高度な操作に組み込まれています。圧力入力モードでは、正面パネルまたは遠隔からターゲット圧力コマンドを入力すると、PG7000 はターゲット圧力を実現するために必要な分銅を計算します。その後、ピストンの回転を停止し、AMH にコマンドを送信することで分銅値を載荷します。載荷された分銅の実際の値と圧力の正確な値が報告され、リアルタイムで更新されます。分銅入力モードでは、要求された値が直接載荷されます。
AMH によって実際に載荷される分銅は、AMH の 100 g の負荷分解能以内でターゲットに限りなく近い値になります。より正確な分銅負荷が指定された場合、オペレーターはトリム分銅をトリム分銅トレイに載荷するように指示されます(真空基準の絶対圧モードでは使用できません)。
ピストンシリンダー・モジュールのアクセス
手動での分銅処理に使用する場合と同じ PG7000 ピストンシリンダー・モジュールを AMH でも使用します。ピストンシリンダー・モジュールは取り外し後、5 分以内に再設置することが可能で、手動の分銅処理校正シーケンス 1 回と同程度の作業量しか必要としません。
ピストンシリンダー・モジュールには、AMH 分銅処理システムと分銅を取り外すことでアクセスできます。プロシージャは、全ての分銅をピストン上に載荷し、分銅処理システムと接触している分銅がないようにします。載荷された完全な分銅セットは残したまま、分銅処理システムを PG7000 プラットフォームから垂直に持ち上げて取り外します。次に、分銅を手動で取り外してピストンシリンダー・モジュールにアクセスします。
PG7601 用 AMH-38、真空時 38 kg
AMH-38 は、PG7601 ピストン・ゲージ・プラットフォームに 38 kg の分銅セットの自動分銅処理を提供します。分銅処理システムは、必要に応じてターボ分子真空ポンプと外部真空ゲージを接続するために KF40 真空接合部を提供する真空チャンバーと統合されています。自動分銅処理により、圧力ポイント間の真空状態を解除する必要がなくなり、最小 0.01 Pa (< 0.1 mTorr) の基準真空を無期限に維持できます。
PG7102、7202、7302 用 AMH-100、100 kg
AMH-100 は、PG7102、PG7202、PG7302 ピストン・ゲージ・プラットフォームに 100 kg の分銅セットの自動分銅処理を提供します。
100 kg の分銅セットでは、単一のピストンシリンダー・モジュールで幅広いレンジを実現でき、ピストンシリンダーを変更する必要が最小化されます。100 kg 未満の分銅が必要である場合は、100 kg 未満の分銅セットを設定できます。
こちらの製品については日本国内での窓口は株式会社大手技研となっております。
仕様
AMH-38 ピストンシリンダーのレンジと自動増分値 |
||||||
ピストンシリンダー・モジュール | 最小圧力 | 最大圧力 最大 38 kg の分銅負荷時 |
最小自動増分値 | |||
kPa | Psi | kPa | Psi | kPa | Psi | |
PC-7100/7600-10-L | 7 | 1 | 380 | 55 | 1 | 0.15 |
PC-7100/7600-10、TC | 10 | 1.5 | 380 | 55 | 1 | 0.15 |
PC-7100/7600-20 | 18 | 2.6 | 760 | 110 | 2 | 0.3 |
PC-7100/7600-50 | 35 | 5 | 1900 | 275 | 5 | 0.7 |
PC-7100/7600-100 | 70 | 10 | 3800 | 551 | 10 | 1.5 |
PC-7100/7600-200 | 140 | 20 | 7600 | 1100 | 20 | 3 |
AMH-100 ピストンシリンダーのレンジと自動増分値 |
||||||
ピストンシリンダー・モジュール | 最小圧力 | 最大圧力 最大 100 kg の分銅負荷時 |
最小自動増分値 | |||
kPa | Psi | MPa | Psi | kPa | Psi | |
PC-7100/7600-10-L | 10 | 0.5 | 1 | 150 | 1 | 0.15 |
PC-7100/7600-10、TC | 13 | 1.9 | 1 | 150 | 1 | 0.15 |
PC-7100/7600-50 | 50 | 7 | 5 | 750 | 5 | 0.7 |
PC-7100/7600-100 | 100 | 14.5 | 10 | 1500 | 10 | 1.5 |
PC-7100/7600-200 | 200 | 29 | 111 | 16001 | 20 | 3 |
PC-7200 または 7300-100 | 100 | 14.5 | 10 | 1500 | 10 | 1.5 |
PC-7200 または 7300-200 | 200 | 29 | 20 | 3000 | 20 | 3 |
PC-7200 または 7300-500 | 500 | 72.5 | 50 | 7500 | 50 | 7.3 |
PC-7200 または 7300-1 | 1000 | 145 | 100 | 15000 | 100 | 14.5 |
PC-7200 または 7300-2 | 2000 | 290 | 2002 | 300002 | 200 | 29 |
PC-7300-5 | 5000 | 725 | 500 | 72500 | 500 | 75 |
1 降下速度による制限。
2 PG7202 では最大 100 MPa (15 000 psi)。
分銅自動処理システム |
|
電源要件 |
100 ~ 240 VAC、50 ~ 60 Hz 最大消費電力 30 W |
通常動作 温度範囲 |
15 ~ 35 °C |
重量(分銅処理システムのみ) |
AMH-38: 18 kg AMH-100: 12 kg |
寸法 |
AMH-38: 高さ 41 cm × 幅 37 cm × 奥行 38 cm (16.3 in. × 14.6 in. × 15 in.) AMH-100: 高さ 41 cm × 幅 41 cm × 奥行 36 cm (16.3 in. × 16.1 in × 14.1 in.) |
通信ポート | RS-232 (COM1)、PG7000 プラットフォームによる制御 |
駆動用空気供給 | 550 kPa (80 psi)「工場空気」 |
ドライブ・エアー接続口 |
Swagelok&eg と同等のクイック接続。 QM Series (QM2-B200)相当のクイック・コネクタ |
AMH-38 真空チャンバー |
接合部: (2) KF40、ポンプと真空ゲージ拡張のため 標準的な残留真空 70 l/s ターボ・ポンプの場合、10 mPa (0.08 mTorr)未満 その他のポンプの場合、より高い圧力 |
分銅交換時間 | 15 秒以下 |
CE 準拠 | 対応可能(指定が必要) |
分銅セット: MS-AMH-38、25、13 |
|
PG7000 プラットフォーム適合 | 7601、7607 |
最小分銅(ピストンとベル) | 0.7 kg (1 kg w/ 炭化タングステン 10 kPa/kg) |
最大分銅荷重 | 38 kg、25 kg、または 13 kg |
最小自動増分値 |
100 g (373 増分)、手動で 0.01 g のトリム分銅を載荷可能 |
分銅セット構成 |
ピストン 0.2 kg (10 kPa/kg t-c 0.5 kg) ベル、トレイ、リフター・アセンブリー 0.5 kg (6) 円筒状の一対の分銅 0.1、0.2、0.4、 0.8、1.6、3.2 kg (5、3 または 1)各 6.2 kg の主要な分銅ディスク (1) 50 g ~ 0.01 g のトリム分銅セット* |
分銅の不確かさ | ± 5 ppm または 1 mg |
* トリム分銅は、必要に応じてトリム分銅トレイに手動で載荷します。
分銅セット: MS-AMH-100、80、60、40 |
|
PG7000 プラットフォーム適合 | 7102、7202、7302、7307 |
最小分銅(ピストンとベル) | 1 kg |
最大分銅荷重 | 103.7 kg、87.3 kg、63.7 kg または 43.7 kg |
最小自動増分値 |
100 g (1 027 増分値)、0.01 g のトリム分銅を手動で載荷可能 |
分銅セット構成 |
ピストン 0.2 kg (10 kPa/kg t-c 0.5 kg) ベル、トレイ、リフター・アセンブリ 0.8 kg (7) 円筒状の一対の分銅 0.1、0.2、0.4、 0.8、1.6、3.2、6.4 kg (9、7、5 または 3) 各 10 kg の主要な分銅ディスク (1) 50 g ~ 0.01 g のトリム分銅セット* |
分銅の不確かさ | ± 5 ppm または 1 mg |
* トリム分銅は、必要に応じてトリム分銅トレイに手動で載荷します。
こちらの製品については日本国内での窓口は株式会社大手技研となっております。
型式 | 詳細 |
---|---|
AMH-38-VAC |
自動重錘ハンドラー |
MS-AMH-13 |
13 kg 重錘セット、AMH |
MS-AMH-25 |
25 kg 重錘セット、AMH |
MS-AMH-38 |
38 kg 重錘セット、AMH |
AMH-100 |
自動重錘ハンドラー、最大 100 kg |
MS-AMH-40 |
40 kg 重錘セット、AMH |
MS-AMH-60 |
60 kg 重錘セット、AMH |
MS-AMH-80 |
80 kg 重錘セット、AMH |
MS-AMH-100 |
100 kg 重錘セット、AMH |
AMH-100-VAC-CE |
CE 準拠 |
AMH-38-VAC-CE |
CE 準拠 |
製品マニュアル |
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アプリケーション・ノート |
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データ・シート |
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インストラクション・シート |
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ビデオ |
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PG7202 High-Pressure Automated Pneumatic Piston Gauge System Demo Video |
On-Demand Webinars |
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Pressure Series, Part 3 of 3, Advanced Pressure Calibration |
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