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500 kPaまでの絶対圧およびゲージ圧の自動一次圧基準
PG9607はFluke Calibrationの次世代絶対圧ピストン・ゲージです。単一のピストンシリンダーで11~500 kPaのゲージ圧と絶対圧を定義するために100 kgの重錘セットの使用をサポートします。
このピストン・ゲージは、計測施設や研究施設で真の一次圧基準として使用できるように設計されています。その性能は、不確かさの少ない寸法トレーサビリティに適した寸法特性を持つ、50 mmのピストンシリンダー・アセンブリーに由来します。ピストン・マウント・ポストにより、クリアランス操作を制御し、ピストンシリンダーの温度測定の不確かさを低減します。新しいプラットフォーム・アーキテクチャは、ピストンシリンダー周囲の温度安定度を向上します。
PG9602/9607はAMH自動重錘操作技術を装備し、ゲージ圧モードと絶対圧モードの両方で完全な自動テストを可能にします。操作から手動の手順をなくし、時間を節約して計測の生産性を向上します。自動圧力制御とコンピューター・ソフトウェアをAMHと組み合わせると、反復テストや長時間のテストが可能になり、PG9602/9607を強力な校正および研究のツールにすることができます。
PG9602/9607 は、Fluke Calibration と National Metrology Institute (NMI)が協力して行った、圧力測定の不確かさを最小化する広範な作業の結果であり、NMI と他の世界中のトップの圧力計測ラボに長年 PG7000 ピストン・ゲージを提供してきた結果です。
こちらの製品については日本国内での窓口は株式会社大手技研となっております。
洗練された50 mmピストンシリンダーのデザイン
PG9602/9607のピストンシリンダー・アセンブリーは、15年を超える50 mmピストンシリンダーの設計、製造、および校正の実績に基づいて構築されたものです。PC-9607-5は固定式ピストンと浮動式シリンダー・デザインの5 kPa/kgピストンシリンダーです。改善された製造法とテスト方法により、極めて歪みの小さいアセンブリーを生産しています。50 mmピストンシリンダーは、100 kgの質量負荷で500 kPaまで、極めて優れた性能を発揮します。PG9607マウント・ポストにより、独立制御されたクリアランス圧力をピストン内部に印加できるため、高度な研究では、ピストンとシリンダー間のギャップ・サイズを予測どおりに変えることができます。
不確かさを最小化するための革新
20年前に、性能向上と人間工学的な機能強化と共に、DH InstrumentsのPG7000ファミリー・ピストン・ゲージに、オンボードの検出技術と監視技術が導入されました。PG9000プラットフォームには、さらに圧力測定を向上させる革新的機能が加えられています。
このプラットフォームはPG端末、ピストン・ゲージ・ベース、新しいリモート電子モジュールから構成されています。端末はユーザー・インターフェイスとして使用されます。計測のコンポーネントのデータを格納し、動作と環境条件の状態を報告し、圧力を計算します。
PG9000ピストン・ゲージ・ベースは、ピストンシリンダーの自動回転と重錘の扱いをサポートしますが、センサーと回転制御をサポートするすべての電子回路はリモート電子モジュールに移動されました。このアーキテクチャにより、大きな熱源はベースから遠くに置かれ、長時間の真空操作でも、ベースで可能な限りの温度安定度が得られることになりました。
ピストンシリンダーの温度の不確かさを低減するために、PG9607マウント・ポストには2つのPRTが組み込まれています。PRTは校正のために簡単に取り外しできます。オプションの真空基準ハードウェアにはキャパシタンス・ダイヤフラム・ゲージが組み込まれ、絶対圧モードで残留真空測定を実行できます。さらにPG9602/9607は、事実上任意のユーザー提供の真空センサーからの測定出力を統合することもできます。
自動化によってサポートされる計測
PG9602/9607では、AMH自動重錘操作技術が強化され、 最大100 kgの重錘負荷のゲージ圧および絶対圧操作を可能にします。手動の質量装填をなくすことで、機械的摩耗を最小にし、質量の安定度が向上します。自動重錘ハンドラーは真空のベル・ジャー内で動作するため、テスト・ポイント間で重錘を変える際、真空を解放したり、真空を引くために要する時間がなくなります。真空を維持することにより、真空容器内の残留ガスが低下し一定値に保つことができます。特に絶対圧テストで、テストの合計時間と生産性が大幅に向上します。さらに重要なことに、完全な自動化により、非常に一貫性のある測定が可能となり、手動での実行では不可能と考えられる多くのテスト・ポイントを使用した徹底的なテストを実行できます。COMPASS® for Pressureなどの校正管理ソフトウェアの支援により、テストを完全に無人で実行できます。
こちらの製品については日本国内での窓口は株式会社大手技研となっております。
一般仕様 |
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電源仕様 | 85/264 V ac、50/60 Hz、22 VA(最大消費) |
温度環境 | 動作時:15℃~35℃(59 °F~95 °F) 非動作時:-20℃~70℃(-4 °F~158 °F) |
湿度環境 | 動作時:5%~95% RH、結露なきこと |
重量 | 機器プラットフォーム、質量またはピストンシリンダー未装填 PG9607(真空ハードウェアなし):34 kg(74 lb) リモート電子モジュール:1.9 kg(4 lb) PG端末:1.4 kg(3 lb) オプションの真空基準ハードウェア:16 kg(36 lb) |
寸法(高さx幅x奥行) | PG9602/9607ベース(真空ハードウェアなし): 34.1 cm x 54.3 cm x 52.3 cm(13.4 in x 21.4 in x 20.6 in) (高さ:ピストンシリンダー・アセンブリーの最上部) PG9602/9607ベース(オプションの真空ベル・ジャーおよび真空計を接続): リモート電子モジュール:10.2 cm x 35.1 cm x 19.6 cm(4 in x 13.8 in x 7.7 in) PG端末:12 cm x 15 cm x 20 cm(4.7 in x 5.9 in x 7.9 in) |
マイクロプロセッサ | 機器プラットフォーム:Motorola 68302 PG端末:Hitachi 64180 |
通信インターフェース | RS-232 COM 1:ホスト・コンピューター COM2:真空残留センサー(外部) COM3:自動圧力コントローラー COM4:未使用/スペア IEEE-488ホスト・コンピューター |
全体の圧力レンジ | ゲージ圧:11 kPa~500 kPa、0.11 bar~5 bar(1.6~72.5 psi)1 絶対圧:11 kPa~500 kPa、0.11 bar~5 bar(1.6~72.5 psi)1 |
操作用媒体 | ガス:窒素、ヘリウム、乾燥空気 (露点≤ -40 ºC) |
最大分銅荷重 | 100 kg1 |
圧力接続配管 | PG 9602/9607ベース テスト・ポート:DH200* クリアランス圧力制御:DH200* * 6.35 mm(0.25 in)の円錐形、左ネジチューブに適合するグランド&カラー・タイプAE SF250C、HIP LF4などと同等 AMHドライブ AMHベント リモート電子モジュール 真空ベル・ジャー:3x 40 mm ISO/KFフランジ、1x 50 mm ISO/KFフランジ(上部) CE 適合性 |
1 MS-AMH-100重錘セットには約104.5 kgの重錘が含まれます。ピストンまたはシリンダーとベル・アセンブリーを合わせた合計質量負荷は最大106 kgになり、最大530 kPa(5.3 bar、76.9 psi)の圧力になります。
AMH-100-VAC自動重錘ハンドラー(オプション) |
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電源仕様 | 15 V dc @ 2 A、30 W(最大消費電力) |
温度環境 | 動作時:15 ºC~35 ºC(59 °F~95 °F) |
寸法(高さx幅x奥行) | 41 cm x 41 cm x 36 cm(16.3 in x 16.1 in x 14.1 in) |
重量 | 12 kg(25 lbs) |
電力/通信 | カスタム8ピン・コネクター |
AMHドライブ給気 | 550 kPa(80 psi)、± 10%、下限流量 |
AMH真空供給 | 大気下の最低50 kPa(7.5 pi)、下限流量 |
圧力接続配管 | 圧力:クイック・コネクターDESO(ダブル・エンド・シャット・オフ)型ステム 真空:クイック・コネクターSESO(シングル・エンド・シャット・オフ)型ステム |
ピストンシリンダー・アセンブリー(PC-9607-5) |
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ピストンは、マウント・ポストの固定位置にマウントされます。シリンダーは浮動し、回転します。 | |
ピストン材質 | タングステン・カーバイド |
シリンダ材質 | タングステン・カーバイド |
公称直径 | 50 mm(1.97 in) |
公称面積 | 2000 mm2 |
マウント・システム | 自由変形、ピストン内でクリアランス制御圧力(CCP)が使用可能。 |
代表降下速度(最大質量負荷) | 500 kPaで0.25 mm/分(0.009 in/分)未満 |
重錘セット |
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すべての質量は、カスタム・インサート付き再利用可能な成形運搬用ケースで納品されます。 | |
質量 | 材質: 304L 非磁性ステンレス鋼
仕上げ:電解研磨 調整誤差:公称値の± 20 ppm 測定値の不確かさ:± 5 ppmまたは1 mgのいずれか大きい方 測定値の不確かさ:± 1 mg |
圧力測定 |
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ピストンシリンダーの実効面積の不確かさおよびピストン・ゲージによって定義された圧力の測定不確かさの代表値については、ピストンシリンダー校正レポートとテクニカル・ノート「0180TN12 Typical Pressure Measurement Uncertainty Defined by a PG9607 or PG9602 Piston Gauge」の現在のリビジョンを参照してください。 | |
感度1 | 0.005 Pa + 0.5 ppm |
再現性2 | ± 2 ppm + 0.05 Pa |
1感度:出力で検出可能な最小入力変動
2 再現性:実効面積の安定度とAMH-100重錘セットの年間安定度の根二乗和
環境および機器の条件 |
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温度(周囲) | 範囲:0℃~40℃(32 °F~104 °F) 分解能:0.1℃(32.18 °F) 測定の不確かさ:± 1℃(33.8 °F) |
温度(ピストンシリンダー・モジュール) | 範囲:0℃~40℃(32 °F~104 °F) 分解能:0.01℃(32.02) 測定の不確かさ:± 0.1℃(32.18 °F) |
気圧(内部センサーによる) | レンジ: 70 kPa ~ 110 kPa 分解能: 10 Pa測定の不確かさ: ± 140 Pa 気圧は、DHI RPMなどのRS-232デバイスによって自動的に読み取ることができます。 |
相対湿度 | レンジ: 5 % ~ 95 % RH 分解能: 1 % RH 測定の不確かさ:± 10% RH |
ピストンの位置 | レンジ:± 4.5 mm 分解能: 0.1 mm |
ピストン回転(レートおよび減速) | 範囲:2 rpm~99 rpm 分解能:1 rpm |
真空(オプション) | 範囲:0 Pa~13 Pa 分解能: 0.01 Pa 測定の不確かさ:± 0.05 Pa + 読み値の0.5% |
こちらの製品については日本国内での窓口は株式会社大手技研となっております。
型式 | 詳細 |
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PG9607 プラットフォーム |
ガス圧ピストン・ゲージ
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PG9600-VAC-REF 真空基準ハードウェア・オプション |
絶対圧力測定にはハードウェアが必要です。
再使用可能な出荷ケースと CDG の校正証明書付きで納品。真空ポンプおよびベル・ジャー・アセンブリーとの相互接続部品は別売り。 |
PC-9607-5 ピストン - シリンダー・モジュール |
ガス圧式アセンブリー
圧力と重錘の比率: 5 kPa/kg |
MS-7001-35 |
重錘セット(AMH なし手動操作用) |
MS-7002-35 |
重錘セット(AMH なし手動操作用) |
MS-7002-40 |
重錘セット(AMH なし手動操作用) |
MS-7002-45 |
重錘セット(AMH なし手動操作用) |
MS-7002-55 |
重錘セット(AMH なし手動操作用) |
MS-7002-80 |
重錘セット(AMH なし手動操作用) |
MS-7002-100 |
重錘セット(AMH なし手動操作用) |
AMH-100-VAC |
分銅自動処理システム |
MS-AMH-100 |
重錘セット(AMH による自動操作用) |
MS-AMH-60 |
重錘セット(AMH による自動操作用) |
MS-AMH-90 |
重錘セット(AMH による自動操作用) |
MB-7002-0.8 |
重錘ベル |
Accessories common to all models:
アクセサリ | 詳細 |
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自動重錘操作 |
自動重錘操作オプションについては、AMH-100およびAMH重錘セットを参照してください。 |
3990-801 手動圧力制御パック |
手動圧力制御パック、真空、最大 1000 psi |
3990-803 手動圧力制御パック |
手動圧力制御パック、最大 3000 psi(207 bar) |
COMPASS |
校正支援ソフトウェア |
PPC4 A700Ku |
自動圧力コントローラー/校正器 |
MPC1-1000 |
手動操作によるガス圧力コントローラー、真空から7 MPa(1,000 psi)までの圧力レンジ |
PPC4 A700Ku |
自動圧力コントローラー/校正器 |
製品マニュアル |
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製品カタログ |
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アプリケーション・ノート |
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ファームウェア |
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PG7000/PG9000 Ver 3.1.5.255 Embedded Software |
論文/アプリケーション・ノート |
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Cal Lab Magazine, April-May-June 2013 |
On-Demand Webinars |
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Pressure Series, Part 3 of 3, Advanced Pressure Calibration |
プレス・リリース |
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Fluke Calibration introduces new DHI PG9607 piston gauge |
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